2020年11月29日に行われる「ジャパンカップ」のポスターサイン、テレビCMサインの考察です。
ここ数年のジャパンカップは、割ととシンプルなサインがズバッと決まる傾向があります。2015年ラグビー日本代表五郎丸選手がプレゼンターを務めた年、優勝したのは「15」ショウナンパンドラ、「15」は五郎丸歩選手の背番号でした。
コロナ禍の現在ゲストプレゼンターの来場はありません。残る有力サインは、ポスター、テレビCM、G1ヘッドラインなどです。この記事ではポスターとテレビCMのサインを読み解きます。
今年のジャパンカップのポスターとジャパンカップ版テレビCMは、JRAホームページ内のHOLIDAYS GALLERYで公開されています。ジャパンカップ版のテレビCMは11月13日に公開、11月20日には同じ内容のCMがチャンピオンズカップ版として公開されています。
ジャパンカップのポスターが公開された日は正確には分からないのですが、エリザベス女王杯のポスターが公開された時にはすでに公開されていたと思います。
2020ジャパンカップ ポスターサイン
今年のジャパンカップのポスターは、JRAホームページ内のHOLIDAYS GALLERYで見ることが出来ます。
キャッチコピーは「勝っても、負けても、世界はひとつ。」「世界中に、声援とどけます!」男性陣3人が左を向き祈っているポーズ、女性陣は右を向き手に汗握り応援している感じのポーズ。
その間に映る馬達は、昨年2019年の出走馬かな?と思いましたがどうも違うようです。黒メンコに白いシャドーロールでシルクの勝負服、これはアーモンドアイですね。その隣の馬は勝負服からシュヴァルグランだと思います。
その後方に赤白の染め分け帽、2018年のジャパンカップの3枠「サトノ」が同枠でした。この事から2018年の出走馬だとは思うのですが頭数が合いません。2018年は14頭立てのレース、このポスターには16頭映ってます。
昨年2019年は15頭立て1頭合いません。今年の登録数は16頭です。これに合わせて作られたのでしょうか??今年のジャパンカップはアーモンドアイが参戦これがラストランという事も話題になっています。だからアーモンドアイが優勝した2018年の出走馬をベースに16頭立てのポスターになったのかもしれません。
【11/24訂正】今年の登録数は外国馬ウェイトゥパリスを入れて17頭でした。しかし、サートゥルナーリアの回避により16頭になりました。この回避は大人の事情のニオイもしますね(裏読み)
それにしても違和感がありますね。じっくり馬を見ると、緑帽が3頭というおかしな画像になっています。黒帽が1頭しかいません。サインは「緑=6枠」なのか「アーモンドアイ」なのか、1頭しか映ってない「黒=2枠」なのか、とても気になるポスターです。
キャッチコピーの「世界」から考えられるのは「ワールドプレミア」そして、今年は久しぶりに海外馬が登録されています「ウェイトゥパリス」、この2頭がどの枠に入るかも注目です。
最後に第一印象で気になった所、ポスターに映る楕円は地球儀、世界地図の楕円でそれが2個重なっているという構図、それが「8」に見えないこともないです。今年のジャパンカップポスター謎めいた部分が多いです。
2020ジャパンカップ テレビCMサイン
テレビCMはYou Tubeでも見れます。
「HOT HOLIDAYS!2020」~ジャパンカップ篇~ 30秒
CMタイトルは「#50 どっちだ?」
今秋のG1CMは同じ舞台、今回も柳楽さんがバイトしてる?喫茶店での会話です。
柳楽「これは、どっちだ~?」
葵「どっち~? 上? 下?」
松坂「外側~? 下じゃないかな?」
土屋「あ~なんだっけ~? 後ろからビューンって来るやつ」
葵「末脚ですね!」
土屋「そう!末脚! 届いてますよコレ」
柳楽「いやいやいや、こっちもギリギリ粘ってるでしょ~?」
葵「同時ってことないですか?」
松坂「同時って、なにそれ?」
柳楽「そんなのあんの?」
土屋「はい!こう来て~ 来て 来て 来て」
一同「いや!わかんない!」
松坂「なんで、こんなけ走ってきて、こんなかねぇ?」
「こんなの? これだよ?」
HOLIDAYS MEMO #50「たくさんはしっても、僅差!」
「11月29日 ジャパンカップ」
松坂「こ~んな走ってきて、コレでしょ?」
今回のCMもみんなで競馬中継を見ているシーン、レース終了後のリプレイを見ているところの会話のようです。
4人で見ているリプレイに映っている馬は「4番」と「9番」の馬、映像の上、内を走っているのが4番で騎手はオメガの勝負服を着ています。映像の下、外を走っているのが9番で騎手は社台RHの勝負服を着ています。
4人の会話から、逃げる4番の馬を9番の馬が鋭い末脚で差してきたという事が分かります。土屋さんの判定は差し切ってる、柳楽さんの判定は逃げ粘っている。
コマ送りの映像は前半も後半も同じものみたいで、ゴールラインに達するところまでは映っていません。同着かハナ差か、まさに僅差の勝負、長い距離走ってきて最後の最後はこんなのかと、競馬あるあるですね。
ゴール前の映像からは「4番」と「9番」に入った馬は要チェック。今秋のG1はCMに映ったゼッケンの馬が2回馬券に絡んでいます。今回も要注意です。
僅差の決着というのは、後に名勝負として語り継がれますね。一番有名なのは天皇賞(秋)のウオッカとダイワスカーレットの勝負でしょうか、その差は僅か2cmだったと言われています。
このCMからそのレースを思い出した人も多いと思います。そこからイメージ出来るのは「牝馬の叩き合い」です。登録している牝馬は、8冠馬アーモンドアイ、無敗の三冠牝馬デアリングタクト、昨年のジャパンカップ2着カレンブーケドール、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユー、の4頭。
今年の芝の古馬G1レース、天皇賞(春)以外は、全て牝馬が優勝しています。マイルCSの結果がまだ出ていませんが、ジャパンカップの優勝馬は牝馬になるのかもしれません。
ポスターサイン、テレビCMサインの考察は以上です。
ジャパンカップのG1ヘッドラインは木曜日に発表されます。木曜日以降にヘッドラインサインの考察記事を投稿します。乞うご期待。