2023年12月24日に行われた「有馬記念」のサイン予想反省会です。
日本競馬で一番盛り上がるビッグレース有馬記念が終わりました。今年の有馬記念のサイン予想は反省すべきところが多いと思い、来年の有馬記念予想に繋げる為にも今回の考察の時に思った事を記事にしたいと思います。
有馬記念の予想記事はコチラ↓
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有馬記念2023サイン予想回顧
まずタイトルホルダーに◎を打った事に後悔はありません。予想にも書きましたが、今年の世相やテレビCM、公開枠順抽選会等からのサイン、ラストランを公言しレース後に引退式とタイトルホルダーが上位に来る条件が揃ってました。
▲を打ったジャスティンパレスについては予想記事を書いた時点ではサインは若干弱めだったものの、レース当日に掲載された「GI名馬かるた」で指している馬がジャスティンパレスと思えたので評価が上がりました。
競馬かるたを読んだ後の自分の評価はタイトルホルダーとジャスティンパレスの2頭で決まるんじゃないか?と思えるほど自信のあるものでした。
今年の有馬記念予想で大反省すべきところ
今年の予想、致命的ともいえる失敗をしています。なぜそんな失敗が起こったのかを考えると、その理由は「有馬記念だから」と答えるしかありません。
有馬記念は今年で68回目、過去67回のレースの歴史、データがあります。枠の有利不利、3歳馬の斤量有利、有馬記念までの臨戦過程などです。
今回の予想、そのデータはかなり予想の邪魔になりました。
1番影響を受けたのが大外8枠16番スターズオンアース、その隣15番スルーセブンシーズです。
これは長年競馬をやっている程、過去の有馬記念で苦渋を飲まされてきた人程、スターズオンアースとスルーセブンシーズを買いにくくなったと思います。今年の有馬記念、枠順が決まるまではスターズオンアースの単勝1点勝負!って思ってた人も多いと思います。枠順が決まるまで想定1番人気だったスターズオンアースは最終7番人気まで人気を落としました。
そのくらい有馬記念の8枠は不利な枠なのです、過去の有馬記念で名のある名馬達が外枠に入った事でことごとく惨敗してきました。不利な枠に入ってもこの馬は今までの馬と違うと信じて買い惨敗してきた人を何度も見ています。
スターズオンアースの入った8枠16番は、サインだと藤井聡太の8冠の「8」であり、WBCで大谷翔平がつけていた背番号「16」と推せる要素が2つありました。それでも大外、加えてルメール騎手という事で評価を下げざるを得ませんでした。
ルメール騎手は、最近ではルメール買っとけば間違いないと言われる程の名騎手ですが、G1でグリグリの1番人気をふっ飛ばしている前科があります。一番悲鳴が大きかったのはアーモンドアイが9着惨敗に終わった2019年の有馬記念でしょうか。
私が一番印象に残っているのは2016年桜花賞のメジャーエンブレム、この馬もグリグリの1番人気でしたが4着に敗れました。メジャーエンブレムという馬はそれまで逃げて大差勝ちしてきた馬なのに桜花賞では逃げなかったのです。ルメール騎手は馬の気分を重視する人らしく、どのポジションを取るのかはスタート次第、馬が行きたがらなければ前に出さないと後に語っています。
だから今回の有馬記念、スターズオンアースも馬なりにスタートして良くて3着の競馬をするのだろうと思っていました。
ところがスタートから積極的に前に出て単独2番手確保、この瞬間「やられた!」って声が出ましたね・・。思えば今年の菊花賞でも不利と言われた大外、一度も逃げたことのないドゥレッツァでハナを切って2周目3コーナーで控えるという神騎乗をやってのけましたから、今回もスタートから動いてくるかもと考えなければいけなかったと思います。
次にデータ影響受けたのがドウデュースです。これは有馬記念までの臨戦過程、イクイノックスと対戦した天皇賞(秋)とジャパンカップと連戦、しかも天皇賞(秋)はレコード決着、この2戦の疲労は相当なものだと推測できました。だから一般的な有馬記念の狙い目は秋のGIを2戦している馬は割引、天皇賞(秋)や菊花賞からの直行組を狙うのが定石です。
テレビCMやGIポスターから赤(3枠)はサイン的にかなり強力な枠、枠順抽選会で3枠を引くのはどの陣営か特に注目していました。ここにジャスティンパレスやスターズオンアースが入れば迷わず重い印を打てたのですが、騎手が変わったと言え以前のような競馬の出来ていないドウデュースに重い印は打てませんでした。
それならば、データ的にも強い3歳勢のほうがよく見えました。テレビCMの4頭が全て3歳での優勝だったことや、流行語大賞の阪神タイガース アレ(A.R.E)がありましたから。
後出しになってしまいますが、サイン考察記事やXの考察には書かなかった気になっていたサインがあったのです。それは「武豊騎手」です。テレビCM、公式Xなどやけに武豊騎手が目立ってるなと思っていました。
極めつけはテレビCMのスローモーションのシーン
キタサンブラックの武豊騎手とサトノダイヤモンドのルメール騎手です。優勝したのはサトノダイヤモンド ルメール騎手なのですが、馬や勝負服等は違えど今年のゴール前と完全一致です。
来年の有馬記念に向けて
有馬記念に関しては、やはり公開枠順抽選会が重要になると思います。抽選方法が今のままクジが引く人から見える状態、コレが変わらない限り仕組まれているという疑念は消えません。
今年の公開枠順抽選会、クジを混ぜずに上の見えているクジを引く人が多いのが気になりました。3枠5番を引いた友道調教師の抽選順は3番目、友道調教師もクジは混ぜずに上の見えているクジを引いています。
今年の結果は、枠連3-8。阪神タイガースの38年ぶりの日本一、3着まで入れたら3-8-2で、38年ぶり2回めの日本一という完全一致の結果となりました、これはまぁ上手く整ったという感じでしょう。
例えば着順が4→16→5だったとしても、大谷翔平ホームラン王(タイトルホルダー)44本、WBC背番号16、ドジャース移籍(ドウデュースと似てる)みたいな感じになるんです。
私は、世相馬券とはそういうものだと思っています。多くの人からは「ただのこじつけ」と言われますが、枠順が決まる前に世相やサインを考察し、馬が走る前にこうなれば今年の世相になると予想する。それがサイン予想の楽しさであり普通の予想+α(アルファ)+αがサインです。
今年のスターズオンアースの好走で来年の有馬から過去25年の8枠16番の成績が(0.1.0.24)になりました。不利な枠には違いないのですが、動ける騎手、特にポジション取りを重視する外国人騎手は要注意かもしれません。データは重視しなければいけないが、サイン派なのだかららサイン重視に務めたいと思います!
長中と書いちゃいましたが、有馬の反省おわり!最後まで読んでくれた方ありがとうございます。