2月9日JRAホームページで『調教師8名・騎手1名が引退』というお知らせがありました。
2021年2月28日(日曜)をもって、8名の調教師および1名の騎手が引退します。引退する8名の調教師の管理馬と引退する騎手が騎乗する馬は要注意です。
サイン読みではなく裏読みですね。引退する調教師や騎手に1勝でも多く勝ってもらいたいというのが人情。引退が迫った2月はそれが顕著に現れる時期です。
競馬通なら知っている、とある出来事が2015年の2月28日に起こりました。場所はH競馬場、最終レース、引退するS調教師の管理馬に騎乗したのはT騎手でした。
逃げるT騎手に仕掛る騎手はおらず、団子状態で最後の直線、逃げ切りを測るT騎手の馬に並びかけたのがF騎手の馬、そのまま突き抜けるかというところでF騎手が追うのを止めてるように見えます。まるで抜かないでくれと願っているように。
2頭もつれ込んでゴール、写真判定の結果ハナ差でF騎手の馬が勝ったわけですが、レース後に色々な掲示板で問題視された出来事でした。
真実は分かりませんが、世話になった調教師の馬に乗ったら勝ちをプレゼントしたいという気持ちは分かりますし、周りもその馬に勝ってもらいたいと思うのも分からなくはありません。
競馬は馬が走る競技ですが、操縦しているのは人間、管理しているのも人間です。様々なところで大人の事情が見え隠れするものだと思います。
と、いうわけで今月引退する調教師の管理馬は要注意なのです。引退する調教師は以下の8名。
【定年】
・石坂正(栗東)
・田所秀孝(栗東)
・西浦勝一(栗東)
・西橋豊治(栗東)
・星野忍(美浦)
・松田国英(栗東)
・湯窪幸雄(栗東)
【勇退】
・角居勝彦(栗東)
特に注意したいのは石坂正 調教師、松田国英 調教師。勇退される角居勝彦 調教師も要注意ですが、定年により引退する2名のほうをより注意したいところです。
松田調教師の初G1制覇は、先月訃報が報じられたクロフネでした。
今年の2月で引退する騎手は、蛯名正義騎手です。調教師免許試験に合格しているので3月から調教師になるそうです。私事ですが蛯名騎手はかなりお世話になった騎手、最後まで応援したいと思います。
上記の調教師、騎手の馬が重賞に出走してくるようなら当ブログでも記事にしますが、平場の出走馬まではチェックしていません。各調教師の出走馬を知るにはJRAの調教師名鑑から探すのが1番早いです。