2022年12月25日に行われる「有馬記念」のサイン考察です。
有馬記念の恒例行事となっている「公開枠順抽選会」の結果と抽選会を見た感想を書きます。この公開枠順抽選会は今年で9年目、毎年見ていますがその抽選方法にアヤシイ部分があると考えて、2年前からブログ記事にしています。
・有馬記念2020サイン GIヘッドラインサイン 公開枠順抽選会を考察
2020,2021の記事にも書いていますが、公開枠順抽選会の抽選方法はココ数年ずっと同じでした。透明の大きなボウルが2つ用意され、右側のボウルの中には馬名の入った丸いカプセル(ガチャガチャのようなもの)、左側のボウルに中には馬番の入った丸いカプセル。馬名のほうを年間プロモーションキャラクターを務めた芸能人が引き、馬番のほうを競馬関係者が引くというやり方。
一見、公正な抽選に思えますが、引く人からはボールは丸見え、馬番の書かれたクジは、昨年までずっと岡部元騎手が引いていたので、なんらかの細工があれば岡部さん次第ではなんとでもなる抽選方法だったわけです。
その抽選方法が今年は一変されました!
2022有馬記念 新しくなった公開枠順抽選
新しくなった公開枠順抽選、その模様はBSフジで生中継されましたが、放送後You Tubeにアップされると想います。(私はBSフジを見ていました)
今年から採用された抽選方法は、2つの透明なボウル、その1つに馬名クジの入ったボール、もう1つに馬番クジの入ったボール。これは同じでした。変わったのはココから。
今年の公開抽選でクジを引いたのは2023年の年間プロモーションキャラクターを務める、長澤まさみさん と 佐々木蔵之介さん、競馬関係者の枠は、今年2月に勇退さた藤沢元調教師が務めました。
抽選方法は、最初に長澤まさみさんと佐々木蔵之介さんが馬番クジの入ったボールをA~Pと書かれた枠に適当に入れていきます。次に馬名クジの入ったボウルの前に移動し、長澤さんと佐々木さんが交互に引き、そのクジで選ばれた馬の関係者(騎手と調教師)がA~Pのどのクジを引くかを選び、そのクジを藤沢元調教師が引くという方法でした。
2022有馬記念 公開枠順抽選会の枠順が決まっていく流れ
長澤まさみさん、佐々木蔵之介さんがクジを入れた順番とそのアルファベット
長澤まさみ B⇒L⇒F⇒C⇒K⇒E⇒I⇒G⇒O
佐々木蔵之介 J⇒H⇒N⇒P⇒A⇒M⇒D
抽選1番 アリストテレス 武豊⇒B⇒馬番4 ファン投票65位
抽選2番 タイトルホルダー 横山和⇒H⇒馬番13 ファン投票1位
抽選3番 ポタジェ 吉田隼⇒C⇒馬番12 ファン投票10位
抽選4番 イズジョーノキセキ 岩田康⇒I⇒馬番2 ファン投票68位
抽選5番 ボッケリーニ 浜中⇒N⇒馬番14 ファン投票61位
抽選6番 ヴェラアズール 松山⇒K⇒馬番6 ファン投票18位
~CM~
抽選7番 ジャスティンパレス 杉山調教師⇒J⇒馬番10 ファン投票35位
抽選8番 イクイノックス ルメール⇒E⇒馬番9 ファン投票3位
抽選9番 ディープボンド 川田⇒D⇒馬番16 ファン投票8位
抽選10番 ボルドグフーシュ 福永⇒F⇒馬番3 ファン投票32位
抽選11番 ジェラルディーナ C.デムーロ⇒G⇒馬番5 ファン投票7位
~CM~
抽選12番 エフフォーリア 横山武⇒A⇒馬番7 ファン投票2位
抽選13番 ラストドラフト 三浦⇒L⇒馬番11 ファン投票圏外
抽選14番 アカイイト 幸⇒O⇒馬番1 ファン投票16位
抽選15番 ウインマイティー 和田⇒P⇒馬番8 ファン投票38位
抽選16番 ブレークアップ 戸崎⇒M⇒馬番15 ファン投票65位
今年の公開抽選を録画し、何回も見直した結果、不可解なところが4つありました。
1.長澤まさみさんが9個入れている
ボールは全部で16個ですから、交互に入れていけば8個ずつ、最後は佐々木さんで終わるはずです。でも最後のボールは長澤さんが「O」に入れました。なぜこんな事が起こったのか?答えは佐々木さんがボールをマジマジ見ている時、その時に長澤さんが「E」に入れたようです。入れた瞬間は撮られていません
2・武豊騎手のブラックの「B」
アリストテレスが選ばれ、最初に登場した武豊騎手と音無調教師、どちらがクジを選ぶかという件で音無調教師が「キタサンブラックの時みたいに内枠引いて」と言って、武豊騎手は「B」を選択、ブラックの「B」、長澤さんが最初に置いたボールが「B」だったこともあって、あやしく思えました。
3.即答した外国人騎手2名
騎手と調教師が登場した後「どちらが引きますか?」「どれにしますか?」という流れがあったが、イクイノックスのルメール騎手とジェラルディーナのC.デムーロ騎手は、その流れをぶった切る速さでアルファベットを即答してました。特にルメール騎手が選んだ「E」は、長澤さんが置いたシーンが映らなかったボール
4.長澤まさみさんの「え?」
長澤まさみさんがボールを入れようとする直前に「え?」と声を出しました。その時の目線は右下、カンペでもあったのでしょうか?それを見た後に長澤さんが入れた場所は「F」でした。
2022有馬記念 公開枠順抽選会 総評
去年までと違う抽選方法にしたものの、まだ仕組まれているのではと疑う余地のある公開抽選会だったと想います。公開抽選会というエンターテイメントだから時間を掛けて抽選していかなければならないのは分かりますが、本当に公正な抽選というならば、商店街のくじ引きのようなガラガラや、ロト6のように馬名と数字を機械が選ぶ方式じゃないと疑念は消えないと思います。
今回、不思議に思ったのが、馬名からクジのアルファベットを選ぶ騎手が多かった事。特に外国人騎手が即答だったのが印象的でした。
CMで注目していた「1枠」と「4枠」、ポスターからは「2枠」と「3枠」、世相サイン注目枠とそれなりに良い馬が入ったと思います。外枠に入っちゃった馬は正直厳しい、特にディープボンドは印打つ候補だったのですが、かなり厳しくなりました。
番組全体で特に印象に残っているのは、キタサンブラックの名前が出た武豊騎手の時、即答した外国人騎手2名、抽選終了後の予想の殆どがイクイノックスとジェラルディーナだった事。ちょっと注目浴びすぎてる感ありました。
有馬記念特集その3は以上です。特集したサインを踏まえ土曜日に予想記事を投稿します。
【有馬記念特集】
その1⇒有馬記念2022サイン特集その1 テレビCM・ポスターを考察